貝塚を訪ねて_15 [PR]当たる!って評判の無料占ダョ:よく当たる願いが叶う占いって評判ダョ♪


◆ 貝 塚 を 訪 ね て ◆

Part 14(June,2001)

築地台貝塚(きじだいかいづか


築地台貝塚西部


貝層の形状


所 在 千葉県千葉市緑区平山町
立 地 下総台地上位面 標高:40〜29m
時 代 縄文時代中期・後期(加曽利E2・3・4,称名寺,堀之内1・2,加曽利B1・2・3,安行1・2・3a・3b・3c・3d・姥山U・V,前浦・大洞A),弥生時代,古墳時代,奈良・平安,中世,近世
形 態 環状貝塚第1形態
南東部は斜面にまで貝層が形成される
規 模 貝層分布範囲 東西:約120m,南北:約130m
主な貝種イボキサゴ主体,ハマグリ,アサリ,シオフキ,カガミガイ,オキアサリ,オキシジミ,マガキ,サルボウ,ウミニナ,アカニシ,バイ,ツメタガイを含む。オオノガイ,ハイガイ,イボニシ有り。
貝類以外の動物遺体人骨(屈葬)
シカ,イノシシ,タヌキ,ニホンザル,カワウソ,イヌ,ウマ,マガモ
遺 物 磨製石斧,打製石斧,石鏃,軽石製浮子,スクレイパー,石皿,磨石,敲石,製塩土器,縄文式土器,石棒,石剣,独鈷石,土偶,土版
宮ノ台式土器,土師器,須恵器,カワラケ,陶器,古瓦,泥面子,釘
遺 構 竪穴住居址,土坑
現 状 荒れ地,山林,畑,宅地,道路
史跡指定無指定
遺跡の特徴 
  1. 平山地区貝塚ベルトの北端に位置する貝塚
    北から,築地台貝塚,台畑貝塚,吾妻貝塚,菱名貝塚と並ぶ平山地区貝塚ベルトの北端に位置する。
  2. 凹地部が浅い環状貝塚
    環状貝塚第1形態の貝塚だが,@凹地部が浅いこと,Aそのために,貝層の形状がコの字状になっていること,B台地を刻む谷頭近くに貝塚が形成されていること,C斜面に貝層が延びていることから,一見千葉市東南部丘陵に多い環状貝塚第4形態の貝塚に見える。
  3. アカニシ,バイ,シオフキが多い
    イボキサゴが主体だが,アカニシ,バイ,シオフキ,アサリ,ウミニナのウエイトが高い。こうした傾向は,矢作貝塚,多部田貝塚,誉田高田貝塚など都川谷の後期後半〜晩期の貝塚と共通している。
備 考 
  1. 荒れ地化が進行
    かつては大半が畑であったために貝塚の形状が良く分かったが,現在は荒れ地化が進み貝の散布がほとんどみられなくなった。また,貝層部が巡る周辺より高い部分が藪になってしまったために,凹地状地形を認識するのが困難になっている。東金有料道路脇だけに,荒れ地化が都市開発の一歩でないか気にかかる。
  2. 東対岸の台地に遺物散布地が広がる
    東北端に貝塚がある箱形の舌状台地では,貝層周辺部以外は遺物の散布量が著しく減る。反面,貝塚と極浅い支谷を挟んだ東対岸の台地上は,築地台貝塚とほぼ同時期の遺物が多数散乱している。築地台貝塚を形成した人々の聚落は,広域に展開していたことが考えられる。
  3. 古代・中世・近世の複合遺跡
    弥生時代の遺跡,古代の廃寺址,中世の館址などが重なった複合遺跡である。
主要参考文献 武田宗久(1953),原始社会,千葉市誌.
久保常晴(1954),千葉県千葉郡築地台貝塚,日本考古学年報,2.
久保常晴(1955),千葉県千葉郡築地台貝塚,日本考古学年報,3.
酒詰仲男(1959),日本貝塚地名表,土曜会.
伊藤和夫・金子浩昌(1959),千葉県石器時代遺跡地名表,千葉県教育委員会.
千葉市史編纂委員会編(1976),縄文時代,千葉市史資料編1.
(財)千葉県文化財センター編(1978),千葉市平山町築地台貝塚・平山古墳−千葉東金道路建設工事に伴う埋蔵文化財調査報告2−,(財)千葉県文化財センター.
千葉県教育庁文化課編(1983),千葉県の貝塚.
折原繁(2000),252 築地台貝塚,(財)千葉県史料研究財団,千葉県の歴史 資料編 考古1(旧石器・縄文時代),千葉県.
園生貝塚研究会(2001),活動記録,貝塚研究,6.





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